オンラインインタビュー第2弾、Peach Balloon Clubの経営事情と今後の方針についてTaro監督に聞いていきます。
普段なかなか捕まえられないTaro監督ですが、本日は台風7号のおかげで時間を持て余している様子。
前回のインタビュー記事はこちら。
Peach Balloon Clubの経営と今後の展望について教えて下さい！
答えられることはどんどん答えていきますよ！
Peach Balloon Clubの運営について
【やまと】
風船フェチ動画の製作って物凄くニッチな分野ですよね。経営的にどうなんですか？
【Taro】
日本にどれくらい風船フェチの方がいるのか分かりませんが、非常にレアなフェチであることは間違いありません。なので動画の販売件数もごくわずかになると思われます。その中でやりくりして息を長く続けようと思うと、かなりシビアにお金の計算をしなければなりません。
【やまと】
なるほど。あまり経費をかけられないということですか？
【Taro】
経費は無駄な支出が発生しないように徹底的に管理しますが、お金をかけるべき所にはしっかりお金をかけていきたいんです。
特に一番大事なのはモデルさん。作品の良し悪しの7割はモデルさんで決まります。だからモチベーションの高い状態で出演して貰うことはとても重要です。
モデルさんも本業でやっている人が多くて、生活がかかっている。僕たちの納得がいくまで撮影に付き合ってもらうためには、モデル報酬はケチれません。
【やまと】
確かに、モデルさんがやる気なさそうだとそれだけで見るの止めようって思いますよね。
他にモデルさんの採用で気を付けていることはありますか？
【Taro】
色々ありますが、僕は性格を一番重視しています。
例えば写真で綺麗だなと思っていた女優さんが、映像になると性格の悪さが滲み出ていて嫌いになったという経験はありませんか？
【やまと】
ありますね。そのまま写真だけ見ていれば良かったと後悔するやつですね。
【Taro】
そうそう、映像にするとその人の人柄が出るので、素敵なところも嫌なところも隠せないんですよね。
現場での僕の仕事はモデルさんの素敵なところを引き出すこと。この人となら一緒に仕事できる！と確信の持てるモデルさんに会いたいですね。
【やまと】
視聴者さんに楽しんで貰うためには、モデルさんは大事ですね。
今後の作品の方向性について
【やまと】
今回初めての作品をリリースされましたが、感想はいかがですか？
【Taro】
今回はゼロからの立ち上げでしたので、まずは販売できるものを作ってリリースしてみて、その中で課題を見つけながら修正していく。また今後も続けられるか判断していくという手法でプロジェクトを進めました。
実際にやってみて、失敗や課題も沢山見つかりましたが、同時に手応えも感じています。サイトもできたし、販売システムも整ったし、視聴者さんにも喜んでもらえている。モデルさんからの出演希望も複数頂いています。是非今後も作品作りをやっていきたい。
【やまと】
視聴者さんの意見をもっと聞きたいとも仰ってましたよね？
【Taro】
はい。視聴者さんの中には感想や激励のメッセージを下さった方々もいて、大変参考になりました。でも、メッセージをくれた方は購入者の1割ほど。それに、サイトの閲覧者は購入者の10倍もいるんです。同じ風船フェチと言っても、皆さんの好みは色々なので全てに対応することは難しいですが、みんなが見たいと思ってくれる映像を撮りたい。そのためにはより簡単に皆さんの意見を集約するスキームが必要だと思っています。
【やまと】
なるほど…また私の仕事が増える予感がしますね（笑）
【Taro】
やまとさん、頼りにしてますよ（笑）
【やまと】
動画編集をしていてTaroさんはドSだと分かったので…お手柔らかにお願いします（笑）
作風についても色々検討されてるようですね？
【Taro】
はい、前回はモデルさんが風船に慣れていなかったこともあって、怖がるシーンを沢山撮れるように計画しました。ちょっと意地悪し過ぎたかな（笑）
怖がっている作品も良いのですが、風船に愛情表現しながら優しく割っていくような動画も撮りたいんです。きっと風船フェチの人はみんな僕と同じようにコンプレックスを抱えていて、高校時代の僕が感じたような、承認欲求を満たしてもらえる人との出会いを探していると思います。風船フェチの自分を認めてもらえたと感じられる作品を作りたい。
【やまと】
前回のモデルさんも再出演を希望してくださっているとか。私としては意外でした（笑）
【Taro】
僕も意外でした（笑）だって絶対怖かったと思うよ！
でも、続けてもいいと思っていただけるのは本当に有難いことです。再出演頂けるモデルさんも大事にして、新しいモデルさんも発掘して、みんなが見たい作品を作って、皆がハッピーになれたら幸せですよね。
【やまと】
では最後に一言お願いします。
【Taro】
昨今世間ではLGBTQが注目されていますが、風船フェチもLGBTQと同じだと思います。
僕は作品作りを通じて風船フェチのコミュニティを育てて、盛り上げて、一般の方々にも理解して頂けるように励んでいきたいと思います。
視聴者の皆さん、どうぞご支援、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします！
